「韓国で登録されている世界遺産を知りたい」
このような方に向けて、「韓国の世界遺産一覧」を徹底解説していきます。
韓国の世界遺産一覧
韓国の世界遺産一覧は、下記の通りです。
- 八萬大蔵経の納められた伽倻山海印寺 (1995)
- 宗廟 (1995)
- 石窟庵と仏国寺 (1995)
- 昌徳宮 (1997)
- 水原華城(1997)
- 慶州歴史地域 (2000)
- 高敞、和順、江華の支石墓群跡 (2000)
- 済州火山島と溶岩洞窟群 (2007)
- 朝鮮王朝の王墓群 (2009)
- 韓国の歴史的集落群:河回と良洞 (2010)
- 南漢山城 (2014)
- 百済歴史地域 (2015)
- Sansa, Buddhist Mountain Monasteries in Korea (2018)
- Seowon, Korean Neo-Confucian Academies (2019)
- Getbol, Korean Tidal Flats (2021)
- Gaya Tumuli (2023)
伽倻山海印寺 (1995)
場所 | 慶尚南道陜川(ハプチョン) |
韓国の世界遺産1つ目は、八萬大蔵経の納められた「伽倻山海印寺」です。
八萬大蔵経とは、仏教の経典で、伽倻山海印寺には約8万枚の版木が保管されています。
現存するものは、1232年、高麗国王が、当時最強の国家であった元軍を撃退する目的で、作らせたものだとされています。
宗廟 (1995)
場所 | ソウル特別市 鐘路区 |
韓国の世界遺産2つ目は、歴代の朝鮮王朝が安置されている「宗廟」です。
宗廟の意味:帝王の祖先の霊をまつっている屋城
1395年に建築されたこの宗廟は、中国から伝えられた儒教文化を色濃く反映しており、世界的にも規模が大きいことで有名です。
また、韓国だけでなく日本でも大ヒットした韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のロケ地として使われた場所でもあります。
石窟庵と仏国寺 (1995)
場所 | 慶州市南部 |
韓国の世界遺産3つ目は「石窟庵と仏国寺」です。
こちらの世界遺産には、7世紀、朝鮮半島の大半を統一した強大な国家”新羅”の文化が色濃く反映されています。
日本で言うと、飛鳥・奈良時代あたりに該当する時代で、密接な外交関係を結んだり、様々な交流があったと言われています。
昌徳宮 (1997)
場所 | ソウル特別市 |
韓国の世界遺産4つ目は「昌徳宮」です。
こちらの昌徳宮は、正宮である景福宮が火事で焼失してしまった代わりの離宮として作られたものです。
ただ、1405年に作られて以降、270年もこの地で政務を行なったとされています。
文禄・慶長の役(1592年〜1598年)で大半が焼失したり、その後の火災なども重なり、かなり修復を繰り返しているのですが、韓国の五大宮の中では比較的保存状態がよく、当時の雰囲気を感じることができます。
水原華城 (1997)
場所 | 京畿道 水原市 |
韓国の世界遺産5つ目は「水原華城」です。
1794年、第22代の正祖が、父を悼み、建設された都城です。
なんと大きさは東京ドーム28個分で、全長は約6kmにもなるこちらの水原華城は、2年8ヶ月という期間で作られました。
特徴としては、朝鮮由来の築城方法に加えて、中国(清)から伝えられた石とレンガを利用した西洋の近代的な建築技術を合わせた素晴らしい建築物になります。
慶州歴史地域 (2000)
場所 | 慶州市 |
韓国の世界遺産6つ目は「慶州歴史地域」です。
慶州歴史地域とは、3つ目に紹介した新羅が栄えた地域であり、かつての首都”金城”があった場所でもあります。このエリアは「南山」「月城」「山城」「皇龍寺」「大陵苑」と大きく5つに分かれています。
このエリアは1世紀〜10世紀まで栄えていた韓国の伝統的な仏教施設や遺跡、そのほか文化的な歴史が沢山残っているため、非常に見応えのあるエリアになっています。
高敞、和順、江華の支石墓群跡 (2000)
場所 | 韓国西部地域 |
韓国の世界遺産7つ目は「高敞、和順、江華の支石墓群跡」です。
高敞:コチャン
和順:ファスン
江華:カンファ
紀元前1000年から紀元前100年にかけて、大きな石で作られたお墓で、世界に8万基ほど確認されており、その中の3万基が韓国で発見されています。
日本では支石墓と言いますが、韓国では「コインドル」と言う言い方をしています。
済州火山島と溶岩洞窟群 (2007)
場所 | 済州 |
韓国の世界遺産8つ目は「済州火山島と溶岩洞窟群」です。
済州島は、火山活動で生まれた島で、数多くの火山で出来た島や、世界的にも規模の大きい溶岩洞窟、絶滅の危機に晒されている多様な動物や植物が存在する、世界的にも稀有な島です。
朝鮮王朝の王墓群 (2009)
場所 | 京畿道九里 |
韓国の世界遺産9つ目は「朝鮮王朝の王墓群」です。
1392年から518年間続いた朝鮮王朝時代の王や王妃たちが眠るお墓で、1408年から1966年の長期間に渡り、作られたこの王墓群は、建築時からの保存状態が非常によく、世界的にも現代まで損なわれずに保存されたことが評価されています。
河回と良洞 (2010)
場所 | 慶尚北道 |
韓国の世界遺産10つ目は「韓国の歴史的集落群:河回と良洞」です。
どちらの村も14世紀〜15世紀頃に形成されたと言われており、韓国王朝初期の支配階級である儒教文化が非常に反映された街になっています。
家屋や私塾、農耕地、儀礼に芸術品などが複数、継承・保存されていることが世界的に評価されて、世界遺産に登録されました。
まとめ
ここまでで「【一覧】韓国の世界遺産」の解説は以上です。
本記事は以上です。
最後までご覧くださりありがとうございました。