
本記事では、韓国の就職事情|若者が就職難なのはなぜなのかについて徹底解説しています。
この記事が提供する価値
- 韓国の就職事情
- 韓国の若者が就職難なのはなぜなのか?
韓国の就職事情
韓国は1960年代以降、経済好況期を迎え、急速に成長した国です。
経済が成長し、技術が発達するにつれ、当然就職市場の規模も多様化し、大きくなりました。
その成長速度は世界が注目するほど速く、アメリカの援助をもとに経済に安定を取り戻し、1980年代の韓国人の外貨稼ぎ、経済発展のための血なまぐさい努力などを基に、アジアTOP5に入る経済強国に生まれ変わりました。
人口数の増加より働き口の数が増えていたため働き口が溢れる状況が生じ 、会社が就職を希望するエリートたちに面接費というお金を与えることもありました。(日本のバブルと似ている側面があります。)
しかし、急激な経済成長はIMF通貨危機を呼び、現在では、人口数の増加が働き口の数字に追いつき、就職不況期を迎えています。
韓国の就職事情1.「採用枠が少ない?」
現在の韓国は、就職できる会社に比べて就職希望人口の方が多い状態です。
そのため、以前に比べて就職難になっています。
この就職競争を勝ち抜かなければ、就職ができないのが韓国の就職事情になっています
ちなみに、大企業の就職競争率は100:1になっているそうです。
韓国の就職事情2.「採用基準」
韓国は学閥主義が非常に強い国で、すべての職業で大学を卒業した人とそうでない人を分離し年俸、福祉、待遇などの面で大きな差を設けています。
新入社員を選ぶ際、大学卒業者のみと記載している企業も多いです。
また就職競争率も非常に高いことに加えて、高スペック志願者が増加している影響で、採用基準が非常に高くなっています。
韓国の就職事情3.「失業率の高さ」
就職競争率が激しくなっただけに、既存職員が退社しても代替できる人が多いため、失業率も高いです。
韓国企業は非正規職として短期契約をして、少しでも気に入らなければ他の人を採用するという仕組みを構築しています。
この過程を繰り返して一番よく合う人を探すのが基本的な流れになっています。
ある会社は、非正規職社員だけを繰り返し採用し解雇を繰り返し人材を回しながら運営する会社もあります。
そのため、失業率の統計が高い傾向にあります。
韓国の若者が就職難なのはなぜなのか?
小さな国土面積の限られた働き口で競争率があまりにも高くなったのが一番大きな理由だと思います。
そして、職業間の給与と待遇、視線などの差別があまりにも強く存在し、ワークライフバランスと良い職業だけを探そうとするので、ただでさえ少ない働き口の中でもさらに競争する必要があるので、就職難になりやすい傾向にあります。
まとめ


ここまでで「韓国の就職事情|若者が就職難なのはなぜなのか?」の解説は以上です。
- 韓国は働き口よりも就職希望者の方が多いため、就職が厳しい状況にある
- 韓国企業の採用基準に「学歴」が入っていることも相まって、就職競争は激化している
- 人気の企業だと応募1に対して、希望者が100程度になることもある



本記事は以上です。
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